猫の恩返しのユキちゃんは死んでるという噂は都市伝説なのか

スタジオジブリ

スタジオジブリの魅力的な作品「猫の恩返し」は、原作「バロン～猫の男爵」と映画で異なる展開を見せますが、その中でも特に注目を集めているのが、ユキちゃんのキャラクターです。

ファンの間では、「猫の恩返しのユキちゃんは死んでる」という都市伝説が流れ、彼女の運命について様々な議論が交わされています。

この記事では、映画でユキちゃんが経験する結婚のシーンや、彼女が好きなクッキーにまつわるエピソード、さらにユキちゃんの声を担当した声優について探り、この魅力的なキャラクターに光を当てていきます。

猫の恩返しのユキちゃんは死んでる？

猫の恩返しのゆきちゃん、マリーちゃんに似てて好きなんよね♥️ pic.twitter.com/d379DpZkrx

— ︎✿🌸桜川えみ🌸︎✿ (@hannari0316) August 13, 2021

「猫の恩返し」のユキちゃんとは

「猫の恩返し」で描かれるユキちゃんは、スタジオジブリによる2002年のアニメ映画の中核をなすキャラクターです。

この映画は、柊あおいの「バロン～猫の男爵」を基にしており、物語におけるユキちゃんの役割は原作と映画で異なります。

映画版のユキちゃんは、その美しい白い毛並みと鮮やかな青い瞳が特徴的な猫です。

彼女は主人公ハルの過去と深い関わりを持ち、ハルが子供の頃に与えた魚の形をしたクッキーは、ユキちゃんにとって忘れられない思い出となっています。

このエピソードは、二人の関係を形作る重要な要素として映画に描かれています。

映画では、ユキちゃんは猫の国の王子、ルーンと恋に落ち、物語にロマンスの要素をもたらします。

彼女の物語は、成長と変化を象徴し、視聴者に感動を与えます。

一方、原作では、ユキちゃんの運命はもっと悲しいものであり、映画版との違いが際立っています。

このように、ユキちゃんは「猫の恩返し」の中で、物語の展開に欠かせない役割を果たしています。

彼女のキャラクターは、映画と原作の両方で重要であり、それぞれのメディアで異なる側面を見せてくれます。

映画と原作の違い

原作では、主要キャラクターであるユキちゃんは、ハルの飼い猫で、交通事故で命を落とし、猫の国は彼女が死後に存在する場所として描かれています。

これに対して、映画ではユキちゃんは生き生きとしており、猫の国の王子ルーンとの愛の物語を展開します。

映画版では「猫の国」は生きている猫も訪れることができる、よりファンタジー色の強い場所として描かれています。

物語のトーンに関しても、原作はより深く、感情的なアプローチを取っています。

一方で映画版は、家族向けの明るいトーンを保ちながら、楽しくも感動的なストーリーを提供しています。

また、原作と映画の間でキャラクターの描かれ方も異なります。

原作のバロンは、表情豊かでお茶目な性格を示し、一方で映画ではより紳士的で落ち着いたキャラクターとして描かれています。

ユキちゃんが死んでるのは都市伝説？

ジブリ作品には時折、都市伝説ともとれる噂が流れます。

有名なところでは、「となりのトトロ」と「狭山事件話」の関係でしょう。

猫の恩返しにもそのような噂として、「ユキちゃんは死んでいる」という説がありますが、それは恐らく原作でユキちゃんが亡くなった猫という設定からきているものでしょう。

また、ユキちゃんの「ハルちゃんはここにいちゃいけないのよ」というセリフから、映画版でも猫の国は死んだ猫が行く場所で、ユキちゃんは死んでいるのではと考察している方もいるようです。

ユキちゃんとルーン王子の結婚

スタジオジブリ

「ユキちゃん。これから始まる僕らの暮らしの記念にこのクッキーを受け取ってくれるね」と婚約指輪かのように、ルーン王子がユキちゃんにクッキーを渡しています。

ユキちゃんの子猫時代に、ハルちゃんからクッキーを貰う序盤シーンの伏線回収といったところですね。

ユキちゃんが好きなお魚クッキーはモデルが実在

「猫の恩返し」の中で、主人公ハルがユキちゃんに与えた魚の形のクッキーは、物語において重要な役割を果たしていますが、そんな物語のキーポイントともいえるお魚クッキーを販売しているお店には、実はモデルとなった店舗があります。

東京都杉並区にあるMYNT（ミント）というケーキやさんがそのお店なのですが、猫の恩返しの公開後に、建物の外観が「猫の恩返し」に登場するケーキ屋さんのモデルになっていることをお店の方が知って、監督に感謝を込めてハルが子猫にプレゼントしたクッキーを焼き上げたそうです。

箱に貼られているシールは森田監督が描いたもので、店内には直筆のイラストが飾ってあるようです。

参考：BuzzFeed｜「猫の恩返し」に出てくるケーキ屋さん、実はモデルがあるって知ってた？

食べログ｜MYNT （ミント）

また、ジブリパークではお魚クッキーを販売しているようです。

先日ジブリパークで買った猫の恩返しのおさかなクッキー。ロタンダで先行販売してます☕️🐾 pic.twitter.com/ggWzhBI4av

— 森野どんぐり🌱ジブリ好き (@morino000) August 13, 2023

ユキちゃんの声優について

「猫の恩返し」でユキちゃんの声を演じたのは、日本の女優であり声優でもある前田亜季さんです。

彼女の演技は、ユキちゃんというキャラクターに深みと魅力を加え、作品の成功に大きく貢献しました。

前田亜季さんは、1985年生まれの東京都出身で、1992年に芸能活動を開始しました。

彼女は子役として活躍し始め、その後、多くのテレビドラマ、映画、アニメでの声優としての役割を果たしています。

特に「天才テレビくん」でのレギュラー出演や、映画「バトル・ロワイヤル」などでの演技は、彼女のキャリアにおける節目となっています。

子役時代は幅の広い末広型の二重がとても魅力的で、お姉さんの前田愛さんとのツーショットが印象的でしたね。

ユキちゃんのぬいぐるみ

株式会社サン・アローという会社が、ジブリ作品のぬいぐるみや小物を販売していて、ユキちゃんのぬいぐるみも販売していたようです。

現在は公式ページに掲載されていなので、販売は終了したのかもしれませんが、amazonで販売が確認できました。

【猫の恩返し】ユキちゃんのぬいぐるみ

猫の恩返しのユキちゃんは死んでる？についてのまとめ

記事のポイントについてまとめます

• 「猫の恩返し」のユキちゃんは2002年のスタジオジブリのアニメ映画の主要キャラクター
• 映画は柊あおいの「バロン 猫の男爵」を原作としているが、映画と原作では設定が異なる
• 映画版のユキちゃんは白い毛並みと青い瞳を持つ猫として描かれている
• ユキちゃんはハルの過去と深く関わり、子猫時代のクッキーが重要な思い出
• 映画ではユキちゃんがルーン王子と恋に落ち、物語にロマンスの要素を加える
• 原作ではユキちゃんの運命がより悲しいものとして描かれている
• 映画と原作でキャラクターの性格や物語のトーンに大きな違いがある
• 映画に関する都市伝説では、「ユキちゃんは死んでいる」という説が存在する
• ユキちゃんとルーン王子の結婚は映画の感動的なクライマックス
• ユキちゃんが好きなお魚クッキーは実在し、東京のケーキ屋「MYNT」がモデル
• ユキちゃんの声優は女優で声優の前田亜季さんが担当
• ユキちゃんのぬいぐるみはサン・アロー社により販売されていた