携帯電話を自分名義で契約しようとしても、何らかの理由で契約できない状況に直面している人は少なくありません。
契約ができない原因はさまざまですが、特に携帯料金の未払いによるブラックリストへの登録や借金に関連する信用情報の問題が挙げられます。
このような状況にある場合、自分がどのような状態なのかを理解することが重要です。
本記事では、携帯契約ができない人向けの具体的な解決策を解説します。
後半では審査が無く、ブラックリストに載っている方でも必ず通る携帯会社も紹介していますので、是非参考にしてください。
記事のポイント
- 携帯電話が自分名義で契約できない主な理由
- ブラックリストに登録される状況とその影響
- 携帯ブラックリストが家族に及ぼす影響の有無
- 携帯契約ができない場合の対処法や代替サービスの選択肢
携帯電話が自分名義で契約できない理由
- 契約できない理由を理解する
- ブラックリストとは
- 借金があると契約できない?
- 携帯ブラックリストは家族に影響するか
- 携帯料金の未払いは時効で新規契約可能か
契約できない理由を理解する
自分名義で携帯電話を契約できない場合、その背景にはいくつかの理由があります。
まず、過去に携帯料金の滞納があると、それが携帯会社が共有する信用情報機関に記録されている可能性が高いです。
次に、金融機関のブラックリストへの登録です。
これは、携帯端末機の割賦払いを希望の際否決されます。
携帯端末機の割賦払いは月々の料金と一緒に請求されるため、月々の料金を滞納することで金融機関のブラックリストにのってしまうケースもあるため注意が必要です。
ブラックリストに載ると、携帯電話の割賦払いはもちろんのこと、他の金融商品の利用にも大きな影響を与えます。
それ以外ですと、契約条件の不適合も一因です。
例えば、一部の通信会社では特定の年齢や職業、信用スコアを契約の条件に設定している場合があります。
また、既に多数の携帯電話契約を保有している場合、新たな契約が制限されることもあります。
- 料金の滞納
- 契約可能な台数を超えている
- 年齢が満たしていない
ブラックリストとは
ブラックリストへの登録は、一般的に、携帯電話の料金未払いや端末代の分割払いの滞納など、信用上の問題が発生した際に行われます。
ブラックリストに登録されると、新規の携帯契約や端末の分割購入が難しくなる可能性があります。
このブラックリストは、具体的には3種類存在します。
一つ目はキャリア間で共有される携帯ブラックリスト、二つ目は信用情報機関のブラックリスト、そして三つ目は携帯電話会社ごとの内部ブラックリストです。
- 携帯ブラックリスト:TCAやTELESAへの掲載
- 信用情報機関のブラックリスト:CICやJICC、KSCへの掲載
- 携帯電話会社内部ブラック:各キャリアでの社内ブラック
携帯電話会社が加盟する団体、TCA(電気通信事業者協会)やTELESA(テレコムサービス協会)によって滞納情報が共有され、他のキャリアでの新規契約が影響を受けます。
しかし、これらの俗にいう携帯ブラックリストは未払い金を支払いすることですぐに解消されることが一般的です。
次に、割賦代金の遅れにより信用情報機関のブラックリストに登録されると、金融機関でのローンや信販会社での割賦払いの審査に影響が出て、携帯端末を分割で購入することが困難になります。
借金があると契約できない?
一般的に、借金自体が携帯電話契約の直接的な障害となるわけではありませんが、信用情報機関に登録されている借金の状況によっては、携帯端末の分割購入が難しくなる可能性があります。
ドコモ、ソフトバンク、AU、楽天などの主要携帯事業者が提供する割賦販売制度は、事実上のローン契約です。
割賦販売を利用する際、信用情報がチェックされ、過去の借金返済履歴や現在の借金状況が審査の対象となります。
そのため、借金返済の延滞記録がある場合、割賦販売制度を利用した携帯端末の購入が困難となるのです。
しかし、携帯電話の契約自体には影響しません。
つまり、端末を一括で購入すれば、借金があっても携帯電話の契約は可能です。
携帯ブラックリストは家族に影響するか
携帯ブラックリストへの登録は、主に個人の信用情報に基づいて行われます。
したがって、家族の中である一人がブラックリストに記載されている場合でも、その情報はその個人に限定され、他の家族メンバーに自動的に適用されるわけではありません。
各家族メンバーは、自身の信用履歴と行動に基づいて独立して評価されます。
携帯料金の未払いは時効で新規契約可能か
携帯料金の未払いによりブラックリストに登録されると、新規の携帯電話契約が困難になります。
しかし、法律上、未払い料金には「時効」が存在します。
この時効は、未払い発生から5年が経過すると成立し、信用情報機関に記録された未払い情報が自動的に消去されるケースが一般的です。
時効成立後は、理論上、新規契約の障壁が取り除かれるため、再度携帯電話契約が可能になる可能性があります。
ただし、未払いが発生させてしまった携帯電話会社によっては、内部の記録に基づき契約を拒否する場合もあるため、未払いがあった会社との再契約は難しいという現実があります。
この点を理解し、新規契約を検討する際には、事前に信用情報の確認や、必要に応じて未払い料金の清算を行うことが重要です。
また、時効に頼る前に、未払い問題を解決する積極的なアプローチも考慮すべきです。
携帯電話を自分名義で契約できない時の対処法
上記で述べた通り、未払金がある場合を除き、携帯電話を自分名義で契約できないことは殆どありません。
しかし、滞納分を支払う資金がなかったり、支払う意思が無い方にも携帯を契約する方法はあります。
- 契約ができない場合の対処法
- 契約できるか信用情報を確認
- 大手キャリアで契約できない人向けの代替サービス
- 携帯ブラックリストでも必ず作れる携帯会社3選
- まとめ
契約ができない場合の対処法
携帯電話の契約ができない場合、具体的な解決策はその原因に応じて異なります。
まずは、契約ができない原因を特定することが重要です。
原因が料金滞納や信用情報の問題であれば、その解消に努める必要があります。具体的には以下のステップを踏むことをお勧めします。
- 料金滞納の解消: 過去に滞納した携帯料金がある場合は、まずそれを支払うことから始めましょう。滞納分を支払い完了すれば、ブラックリストの解消につながります。
- 信用情報の確認と改善: クレジットカードの返済遅延やローンの未払いなど、他の金融関係の問題がある場合は、信用情報機関への情報開示請求を行い、自分の信用状況を確認しましょう。必要に応じて、借金の返済計画を見直したり、専門家に相談したりすることも考えられます。
- 格安SIMの検討: 大手キャリアの契約が難しい場合、格安SIM会社を検討するのも一つの方法です。一部の格安SIM会社では、審査基準が大手キャリアとは異なり、契約が容易な場合があります。
- 家族名義での契約: 家族メンバーの名義を使用して契約する方法もあります。ただし、この場合、契約に関わる責任は名義人にありますので、事前に家族間で十分な話し合いを行うことが重要です。
- プリペイド携帯の利用: 審査に通りにくい状況であれば、プリペイド携帯の利用を検討してみてください。プリペイド携帯は審査が不要で、事前にチャージした分だけ使用できるため、信用情報に影響されずに利用できます。
- キャリア店舗への相談: 契約できない理由が不明な場合や、具体的な解決策が見つからない場合は、直接キャリアの店舗を訪れて相談するのも良いでしょう。
契約できるか信用情報を確認
携帯契約を検討する際、まずは自分の信用情報の状態を確認することが重要です。
未払い料金がある場合は、これをクリアにしておく必要があります。また、契約可能な年齢や回線数の制限も確認しておくと良いでしょう。
過去に強制解約のなったことがあるキャリアに問い合わせることで、自身が携帯ブラックリストか確認することができます。
参考:TELESA|不払い者情報の交換 5.交換情報の管理・保護
docomo | 0120-800-000 | 9:00~20:00 | |
au | 0120-996-437 | 9:00~20:00 | |
Softbank | 0800-919-0157 | 9:00~20:00 |
大手キャリアで契約できない人向けの代替サービス
大手キャリアの契約が難しい場合には、代替サービスとしてプリペイド携帯やMVNO(格安スマホ)を利用することが推奨されます。
これらは審査が緩いか、または必要ないため、ブラックリストに登録されていても利用できる可能性が高いです。
私はドコモ、AU、楽天モバイル、LINEモバイル(ソフトバンク回線)、IIJmio(ドコモ回線)を利用していますが、LINEモバイル、IIJmioといった格安スマホでも通話に一切不満はありませんし、ネットの速度も概ね満足しています。
楽天モバイル
MVNOではなく自前回線の楽天モバイルですが、格安スマホよりコスパは最強です。
現在新規契約者を大体的に募集していますので、大手キャリアやその他のMVNOで審査が通らなかった方も挑戦してみる価値はあります。
楽天カード会員だと特典も豊富ですが、クレジットカードを持っていなくてもデビットカードや口座振替にも対応です。
リンクスメイト
リンクスメイトは電気通信事業者連合会に所属していないので、携帯ブラックリストの方でも審査に通る可能性があります。
料金プランも豊富でコスパは良好、クレジットカードが無くても契約できるのが良い点ですが、速度に関して不安が生じます。
携帯ブラックリストでも必ず作れる携帯会社3選
誰でもスマホ
誰でもスマホは、ブラックリストに登録されている人でも利用可能なサービスです。
このサービスは審査がなく、コンビニ決済や口座振替での支払いにも対応しています。
月額3,278円(税込)からのプランがあり、24時間かけ放題のオプションも利用可能。
コストパフォーマンスが高く、契約のハードルが低いのが大きなメリットです。
サンシスコン
サンシスコンも「誰でもスマホ」と同じく審査が無く、月額3,278円(税込)からの料金プランを提供している携帯会社です。
サンシスコンは6か月間はレンタルといった形態をとっており、6か月の縛りがありますが、選べる機種が豊富といったメリットがあります。
また、WIFI用のデータ通信専用SIMプランも豊富です。
だれでもモバイル
だれでもモバイルは、事務手数料と初月の料金が無料で契約できるブラックリスト可の携帯会社です。(最初に2か月目の料金は発生)
月額料金を前払いするスタイルをとっていることで、無審査を実現しています。
3社比較
項目 | 誰でもスマホ | サンシスコン | だれでもモバイル |
---|---|---|---|
事務手数料 | 2円 | 550円 | 無料 |
1G | 3,278円 | 3,278~4,608円 | 3,300円 |
5G | 3,980円 | 3,980~5,310円 | 6,160円 |
20G | 4,980円 | 4,980~6,310円 | 11,110円 |
機種代 | 988円~ | 1円~ | 取り扱い無し |
使用回線 | ドコモ | ドコモ ソフトバンク | ドコモ |
縛り | なし | 6か月 | 12か月 |
支払い方法 | 口座振替 コンビニ払い |
口座振替 銀行振り込み コンビニ払い |
口座振替 |
サンシスコンの料金は支払い方法によって変わります。
携帯を自分名義で契約できないについてのまとめ
記事のポイントについてまとめます
- 携帯電話料金の未払いや延滞が原因で信用情報機関に記録される
- 金融機関のブラックリストへの登録は、携帯端末機の割賦払い契約に影響
- ブラックリスト登録は、携帯契約だけでなく他の金融商品にも影響を及ぼす
- 一部通信会社には特定の年齢や職業、信用スコアを契約条件に設定する場合あり
- 既に多数の携帯契約を保有していると新たな契約が制限されることも
- ブラックリストにはキャリア間で共有されるタイプ、信用情報機関のタイプ、会社ごとの内部リストが存在
- 借金があると割賦販売制度を利用した携帯端末購入が困難に
- 家族がブラックリストに登録されていても、家族全員に影響することはない
- ブラックリストに登録されていても、未払い料金の解消やプリペイド携帯、家族名義での契約などの対処法がある
- 携帯ブラックリストでも契約可能なサービスを選ぶ際は、料金プラン、サポート体制、オプションサービスを比較検討
- 「誰でもスマホ」は審査なしで契約可能で、コンビニ決済や口座振替に対応